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親子で作ろう!デジタル動画絵本

新型コロナウイルスの影響で未だに緊張状態が続いていますよね。自粛疲れなどによるストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。「こんな時だからこそ私たちに出来る事って何だろう?」「みんな同じように大変だけれど、特に大変な人を音楽で癒せないかな?」そんな想いから「親子で作ろう!デジタル動画絵本」というプロジェクトを始動しました。
NSP独自で、初の試みであるこの企画。どのようなものなのか紹介させていただきます!

デジタル動画絵本とは?

物語の主人公を子どもが演じ、ナレーションを親御さんが担当、その映像と音声を絵本の背景と合成して制作する動画作品です。DVDという形で出演する親子へお送りするほか、YouTubeやホームページなどで公開し、より多くの親子が楽しめる動画コンテンツとしても配信予定です。
動画で使用するBGMは、すべて生演奏によるクラシック音楽を使用します。第1回目は、NSPのスタッフが主に演奏を担当する予定です。
演じるだけでなく、歌ったり、音楽に合わせてダンスをしたり、耳をすませて音楽を聴く事に集中してもらうなどのワークを通して、音楽教育の機会を提供するとともに、幼いうちから上質な音楽に触れる事で、情操教育に役立てたいと考えています。

なぜ「親子」なのか?プロジェクト始動のきっかけ

新型コロナウイルス感染拡大防止策としてテレワークが普及し始めたり、保育園、幼稚園がお休みになったり、親子で一緒に過ごす時間が圧倒的に増えました。しかし、気軽に外へ出かけられない状態で、子ども向けのイベント中止も続き、遊び場に困っている親御さんも多いと聞きます。遊びたい盛りの子どもと子育てに奮闘する親…お互いにストレスやフラストレーションが溜まりますよね。
特に、仕事・家事・育児を日々ワンオペレーションで行っている「ひとり親家庭の家族」にこそ、音楽を通して日々を楽しく過ごしてもらいたい、音楽を届けたいと考えました。
子どもの感性・センスを磨くのに必要なのは「体験」し、価値観に「刺激」を与える事だと言われています。これは子どもだけで出来る事ではなく、親の協力が必要不可欠です。しかし、ひとり親家庭の家族では、どうしても仕事・家事・育児で精一杯になってしまい、そういった機会を親子で楽しむ余裕がないという現実もあるのではないでしょうか。
また、実際に演奏会へ行こうと思っても、未就学児のいる家族が気軽に足を運べるものが極めて少ないのも事実です。
この企画は、自宅にいながら親子で気軽に楽しく音楽体験が出来て、なおかつ子どもの感性を磨く1つのツールになれるのではないかと考えています。

※2021年7月1日追記:当初「ひとり親家庭」を対象にする予定でしたが、動画の公開後に、差別、偏見を助長する事態が起きないよう、「すべての家庭」を対象する形に企画を変更しました。何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

親子以外にも嬉しい人がいる!?

イベント中止の波は子ども達だけでなく、音楽家やクリエイターにも大きな打撃を与えています。仕事が激減し、収入が減ったために生活に支障をきたしている方が多いのも事実です。
音楽家やクリエイターがいなくなってしまうと、今後娯楽が大幅に減ってしまう可能性も考えられます。
こうした状況から、音楽家やクリエイターにも協力を依頼し、ひとり親家庭の家族と一丸となってデジタル絵本を作り上げようと考えています。こうして出来上がった作品を提供する事で、子どもの音楽体験や遊び場、親子のコミュニケーションの機会を生み、なおかつ音楽家やクリエイターの雇用も生み出し、みんなが幸せな気持ちになれる…という好循環を生み出せれば、みんなが良い関係を築き上げる事が出来るのではないでしょうか。

今しか出来ない「思い出作り」を

コロナの渦中でも子どもは成長します。「今、この瞬間」しか残せない表情や思い出はきっとたくさんあるはずなのに「コロナで外出出来ないから…」と空白になってしまってはとても残念ですし悲しいですよね。しかし、デジタル動画絵本を親子で力を合わせて作り上げ、動画で残す事で子どもが成長しても見返す事が出来ますし、「あんな事したね、楽しかったね」と会話する事も出来ます。子どもの感性を育てるだけでなく、親子の思い出の1つとしても残していただき、なおかつ「音楽が身近にある日常」を体験していただければと願っています。

最後に

この企画を実現するためには十分な資金が必要です。私たちは普段から潤沢な資金を持って活動出来ているわけではありません。現在、とある助成金の申請もしていますが、皆さまからのご支援が必要です。
実現出来れば、私たちの「音楽が身近にある社会を創造する」という目標に近づく大きな一歩になり得ます。
今後も、進捗は随時発信予定ですのでぜひ、皆さまのご支援、応援をよろしくお願いいたします!

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