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「デジタル動画絵本」収録したBGMを公開!
こんにちは。スタッフの加松です。
前回は「デジタル動画絵本」第二弾、しらゆきひめの演技台本についてレポートをしました🏰
今回は、デジタル動画絵本の核ともいえる「生演奏」のレコーディング!
当NPOは音楽団体ですのでイラストや動画編集はプロに外注しておりますが、音楽に関してはお任せください✊✨
レコーディングは前回に続き、当NPO音楽ディレクターの藤井が代表を務める「株式会社マウントフジミュージック」全面協力のもと、7名の音楽家によって収録されました。
なぜ「生演奏」を使用するのかについては、第一弾「きたかぜとたいよう」制作時のこちらのブログで詳しく解説!デジタル動画絵本が出来るまで vol.2
選曲について
さて、今回の題材「しらゆきひめ」
イラスト:馬渡 絢美(いらすとふぁくとりー)
しらゆきひめの物語にクラシック音楽を選ぶとしたら、あなたならどんな曲を想像しますか?
お姫様の登場シーンは?
怖い女王様が登場するシーンは?
小人たちと森の中で楽しく暮らすシーンは?
物語のフィナーレは?
収録音源とともに、選曲をみていきましょう!
サックス✖️ピアノのレコーディング
主役はお姫様ですから「ワルツ」は、はずせないですよね👗
クラッシックにワルツはたくさんありますが、メインテーマはチャイコフスキーの花のワルツに決定!
♪花のワルツ/チャイコフスキー
サックス:菅野可南子
ピアノ:安保美希
女王様登場シーン①は、重い低音で始まるプロコフィエフの「モンタギュー家とキュピレット家」
♪バレエ音楽「ロメオとジュリエット」第2組曲より
“モンタギュー家とキュピレット家”/プロコフィエフ
サックス:菅野可南子
ピアノ:安保美希
サックスでレコーディングに参加してくださった、菅野可南子さんのTwitterより🎷
きのうは安保さんとレコーディングのお仕事でした。テナー・ソプラノ2本でお出かけははじめて!内容についてはまたお知らせします。念願の藤井さんのスタジオ、とても素敵だった✨✨ pic.twitter.com/q6YrAXBCCR
— 菅野可南子 saxophone (@cana_asme) August 29, 2021
「しましまおんがくたい」のレコーディング
ここからは編成が大きくなり、クインテット(5名)での演奏です。
どの楽器がどんな音色なのかよーく耳を澄ませて聴いてみましょう。
女王様登場シーン②は、怪しい足取りを想像させるグリーグの「山の魔王の宮殿にて」
♪組曲「ペール・ギュント」より“山の魔王の宮殿にて”/グリーグ
編曲:田中 大地
しましまのおんがくたい
クラリネット:倉内理恵
サックス:木村有沙
ホルン:髙橋朋子
トロンボーン:永井嗣人
パーカッション:富田真以子
小人のテーマ①は、うきうきと踊り出したくなるようなトリッチ・トラッチ・ポルカ。
♪トリッチ・トラッチ・ポルカ/ヨハン・シュトラウスⅡ世
しましまのおんがくたい
クラリネット:倉内理恵
サックス:木村有沙
ホルン:髙橋朋子
トロンボーン:永井嗣人
パーカッション:富田真以子
小人のテーマ②は、言わずと知れたこちらの曲。
思わず走り出したくなる(運動会でよくかかるので?)天国と地獄。
♪「天国と地獄」よりカンカン/オッフェンバック
しましまのおんがくたい
クラリネット:倉内理恵
サックス:木村有沙
ホルン:髙橋朋子
トロンボーン:永井嗣人
パーカッション:富田真以子
さあ、そして、白雪姫をかこんで小人たちが悲しみにくれるシーン
メインテーマ「花のワルツ」の短調バージョンです。
花のワルツ ~短調バー ジョン
しましまのおんがくたい
クラリネット:倉内理恵
サックス:木村有沙
ホルン:髙橋朋子
トロンボーン:永井嗣人
パーカッション:富田真以子
まとめ
さて、全5曲いかがだったでしょうか。
大人が今ご紹介した5曲を聴くと、大体どんな場面か先入観で決めてしまうかもしれません。
しかし、お子さんたちの想像力は無限大!
絵を描くときに、初めから使う色を限定する必要はありません。
好きな色を自分で作ったって良いんです。
当NPOは「子どもの柔軟なセンス」を大切にしたいと思っています。
そして、BGMには今回の作品のために収録した、オリジナルの音源を使用します。
クラシックの曲はどれも同じじゃないの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、演奏者や楽器、演奏する場所や収録する機材によって、まったく同じ曲であってもさまざまな違いがでてきます。
音楽がネット上で簡単に聴ける昨今、あえて生の演奏、オリジナルの演奏にこだわり作りあげる「デジタル動画絵本」。
簡単に手に入る情報は簡単に抜けていくもの。
しっかりと人の想いを込め、プロの技術によって完成したこちらのBGMはお子様の心に届くはずです。
さて、絵コンテとBGMが出来上がったところで、次はいよいよ撮影についてレポートします。
お楽しみに!