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活動レポート

「NSP奨学生募集」私が感じた事

こんばんは!スタッフの谷田です。

今年から新設されたNSP奨学生
これは、『将来、音楽で社会に貢献する』という明確な意思をもちながら学業に取り組んでいる学生に対し、奨学金を支給するものです音楽の勉強をしている学生であれば、誰でも応募が出来ます。また、給付人数は決まっていません。

「アルバイトを減らして、勉強や練習の時間に充てたい」と考えている学生とって、非常に嬉しいものなのではないでしょうか。
そこで、NSPの中ではちょっと年上の、「お姉さんスタッフ」である私が、感じた事を少しだけ偉そうに書いていきたいと思います。

最初、設立、給付対象者についての話を聞いたときは正直ショックでした(笑)。なぜなら、私は給付対象者から外れているからです。「あと3年くらい若ければ!」と思わずにはいられませんでした。
私は演奏家を目指しているわけではありませんでしたが、学生の内は全力で音楽と向き合いたいと考えていましたし、「就職するなら絶対に音楽関係!」と思っていました。そのため、練習、勉強とアルバイト、両方とも全力で頑張るしかありませんでした(本当にハードでした…よく頑張ったな、私)。

当時この制度があったら、もう少しゆとりのある学生生活を楽しめていたかもしれません。

そして、同時にこうも思いました。「応募してくる人はどれくらいいるんだろう」。
NSPは少しずつ認知度は上がってきているものの、「音大生や、若い音楽家がみんな知っている超有名団体」ではありません。そのため、自分自身で検索しないと情報が出てこないのです。

実際に第1期の募集期間が始まり、とても驚きました。
私が思っていたより、多くの応募、問い合わせがあったからです。
学生の「音楽で社会貢献がしたい」という熱心な気持ち、そのために情報収集する努力に非常に感銘を受けました。

音楽業界に限らず、一般社会でも、自分の目的を達成するために努力する力、自分で道を切り開くための情報収集は必要不可欠です。若いうちは誰かが助けてくれるかもしれませんが、最後は「自分自身で」行動しなければ生きていけません。
私は日々、社会の厳しさに触れ、これらの大切さに気付かされています。
また、勉強、練習、アルバイトに励む事は、とても大切ですが、「今しかない学生生活を存分に楽しむ」事も大切です。演奏家を目指している人も、そうでない人も、ゆとりをもった生活をするための工夫をひとつ、考えても良いのではないでしょうか。

スタッフとして日ごろからNSPに関わっている私は、おおよその応募者の数はわかりますが、詳細は全くわかりません。ですが、「自分で調べて応募した」皆さんは、きっとこれからどんな状況になっても生き延びる術を見つけられる人なのだと思います。

第1期の募集は終了していますが、第2期、第3期と続きます。給付対象者の皆さん、ぜひ「自分自身で」道を切り開いてください。ご応募をお待ちしています!

余談ですが、写真は学生時代の私です(音大のピアノ科を卒業しました)。
うまく弾けてそうな写真を選びました!

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