ネクストステージ・プロジェクトWeb担当の永井玄太です。
一昨日8月22日、『今さら聞けないジャズ&ポップスセミナー』第2回目にお邪魔させて頂きましたので、その様子をレポートします!

私も武蔵野音大の打楽器科を卒業したのですが、いやいや、クラシックとジャズでこんなに違うものだとは!

音大出身者が吹くジャズの
「なんかカッコよくないんだよな~」
は何故なのか?

そして
「ジャズのカッコよさ」
を生むのは一体何なのか?

そんな、ジャズの基礎中の基礎の部分を、少しだけ垣間見させて頂いたように思います。

音出しの一発目はいきなりの初見大会!

第1回はジャズやポップスの歴史など、座学が中心でしたが、今回からいよいよ本格的に吹いていきます♪

って、いきなり曲の初見(初めて見る楽譜を演奏する事)から始まりました(笑)

あるジャズの定番曲だったのですが、自ら志願した5名だけあって、普通の音大出身者と比べると、思った以上の出来と講師の藤井さんも驚かれていました。

さすが、意識の高い方が集まられているようですね!

たった1音! 音の切り方でビートを作る?!

さて、最初に実曲を吹いて、ジャズの難しさを実感して頂いたところで、基礎の奏法に入っていきます。

まずはワン・ノート・エクササイズ。

ここで私は衝撃の1音を目の当たりにしました!(そんなに誇張ではないです)

伴奏のベースとビート(豪華オリジナル生音録音!)に乗せて、皆さんで1音ずつ吹いていきます。

たった1音です。
ここでのポイントは「音の切り方」。
伴奏のお手本と交互に、一人ひとり、1音ずつ吹いていきます。

始めは皆さんクラシック奏法の切り方なのですが、これがお手本のジャズの切り方とは全然違うんですね(「悪い」でなく「違う」)。

クラシックのようにフワッと切るのと、ジャズのようにスパッと切るのとでは、生まれるビート感がもう全っ然違うんです!

スイングのノリを感じる1音、ノリを感じない1音。
どちらもただの音符1つ。
怖いものです。

音楽ですから、どんな「音の出し方(音符)」が大事なのかって考えますよね?

まさかジャズらしさを生む大きな要因が「音の切り方(休符)」にあったとは。

知りませんでした。

「音を止める事でビートを作る」

音大出身の皆さん、これ、ちゃんとできますか??

実際にお手本と皆さんの音を聴き比べて、クラシックとジャズではこんなに違うのかと。
これは知らずに出来るものではないですよ、絶対に。

当たり前ですが
「あ~、本当に、全く別の音楽なんだな」
と肌で実感しました。

ジャズの専門用語?「マイナスフォー」って?

そんな大事な音の切り方。
これにもいくつかの種類があって、ちゃんと名前が付いてるのだとか。

例えばある音の切り方を「マイナスフォー」なんて呼んだりするそうですよ。
私は武蔵野音大の4年間で、そんな言葉は1度も聞きませんでした(笑)

現場で普通に言われたらチンプンカンプンです。
もう、素人まる出しですよ、ハズカシー(笑)

他にもたくさんの用語を教えて頂きました。

ジャズの発音って?

さて後半は、まずタンギングによるジャズとクラシックの発音の違いを学びました。

私も打楽器なので詳しくないのですが、リズムを作るタンギングの発音は、T系、D系、L系等の子音(Tokyo Disney Landではありませんよ!笑)にア、イ、ウ等の母音を合わせて作るんですね!

この発音の違いでフレーズのニュアンスがまた全然違うのだとか。
ジャズはD系が多く、クラシックでT系をよく使う(?)のとはまた違うそうです。

ジャズにはジャズの音の作り方があるんですね!

スイングのリズムとフィーリング

そして、ジャズ特有のスイングのリズムに進んでいきます。
タータタータタータタータと、単純なリズムだけでジャズ特有のスイングのノリを出すエクササイズ。

このスイング感を出すのが、皆さん特に苦戦されている様でした。

3連風のフィーリングを自分の中でしっかり感じつつ、前半で扱った音を止める技術と、発音とアクセントのコントロールで、ノリのあるリズムを作る。

いやぁ~難しそう!!

一見とても地味な練習ですが、これが何をやるにも基本なのですね。

結局これができないと、きっとどんなフレーズを吹いても「なんか違うな~」となるのでしょう。

「これがジャズの基礎というものなのか!」

全然知らなかったお話や音をたくさん聞いて、純粋にそう思わせて頂きました。

1つ1つの音の扱いがどれほど大事か

こうして第2回目は、主にジャズの基本的な音の扱い、クラシックとの奏法を違いを学びました。

単音や単純なリズムなど、シンプルな音型のエクササイズほど、課題の根っこが浮き彫りになることが、よ~く実感できた内容だったと思います。

参加された皆さんにとっても、クラシックの音大では決して学べない、大変貴重な機会となったのではないでしょうか。

第3回、第4回も楽しみですね!!